前回、トプカプ宮殿の壁を飾ったイズニックタイルの全貌をご覧いただきましたが 今回はもう少しズームアップしてその模様を詳細にお楽しみ頂きたく 86枚の写真を使ってスライドショーをつくりました。 イズニックタイルはイズニックで15Cから17Cにかけて、オスマントルコの庇護の下、 精密で華麗な植物模様、幾何学模様、装飾模様タイルが製作されヨーロッパにも輸出された。 トマト赤（サンゴ赤）と呼ばれる光沢があり盛り上がりのある赤色やトルコブルーが素晴しい。 残念ながらトマト赤を生み出した原料の金属酸化物が枯渇したため17C末にはその製作が途絶えてしまった。 チューリップの図案がよく出てくるがその発祥がオランダではなくトルコであることを今回初めて知った。 (2012.07.29　dora記)